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天才肌の凡人

鶴見済「完全自殺マニュアル」レビュー

葛城 (@d_katsuragi_) on Twitterです。

 

今回は鶴見済氏の完全自殺マニュアルについて書いてみようと思います。

 

手元に現物が無い為、思い出せる部分だけを書き綴っていきますが、良ければお付き合いください。一応ネタバレ注意でお願いします。

 

まとめ

先に結論を言うと、この本は「人生が苦しくて死にたい」という方に取っては、正に前書きで紹介されている「エンジェル・ダスト」という飲むと頭の中がメチャクチャになり平気でビルから飛び降りてしまうくらいの薬。「これを肌身離さず持っているからいつでも死ねる」という「安心感」をもたらすものにはなると思います。

 

実際に死ねる方法は書いてあるのですが、それよりも「いつでも死ねるんだから気楽に生きようぜ」という著者のメッセージに共感できる方にはとても救いのある、安定剤代わりの本になってくれると思います。

 

逆に、もう死ぬことを決めていて「◯月◯日には死ななければならない」というような切羽詰まった方には向かないかもしれません。

実際、当時本気で死ぬつもりでいた私もこの本に書いてある方法だけでは不十分だと判断し、ネットで首吊りの方法を調べまくりました。

 

まあ、切羽詰まった方は方法云々ではなく勢いで死んでしまうとは思いますが・・・

「どの方法が楽か」などと考えている間はやはり迷いがあるんでしょうね。

 

というわけで前者のような方にはオススメの本です。

 

首吊り

ここから具体的に紹介されている自殺方法について。

完全自殺マニュアル」イチオシの自殺方法というのがこの首吊りで、これさえ知っていれば他の方法は考える必要が無いと言い切っています。

 

その理由は、ズバリ簡単で安楽だから。

と言うことなのですが、実際実行してみるとロープの結び方が書いていなかったり、吊る場所が無かったりとそんなに簡単でもないことが見えてきます。「角度を付けて吊れば一瞬で意識喪失、そのまま死に至る。」と言われても本当なのか?と疑ってしまいますし、実際に首吊りで死んだ人に苦しかったかどうか聞くこともできないですしね。

 

この辺の意識喪失する感じは昔あった失神ゲームのような要領で擬似体験ができますが、そこから死に至るまでに苦しんでいるのか否かは第三者にはわからないのが難点です。

 

飛び降り

飛び降りは落ちている時に意識を失い、苦痛は無いとのことですがケースバイケースでしょうね。これこそやった本人にしか苦しかったかどうか解りませんし。

 

生還した人の話で、落ちる瞬間まで意識がはっきりしていて激痛を感じたとうのもありますし、人それぞれなんでしょう。

 

それと、落ちた先に人がいたりすると賠償金を支払わされるケースもあるみたいですし、あまりスマートな方法では無いと思います。

 

その辺りについては「自殺のコスト」が詳しいですね。

 

クスリ

死ねない方法として紹介されています。まず市販薬のODでは死ねないですし、精神科の薬でも致死量を手に入れるのは相当骨が折れるので当時断念した記憶があります。

ただ、キマれば一番綺麗で安楽に、眠るように死ねるイメージはありますよね。

現実は発見されて胃洗浄されるのがオチですが。

死ねる薬が薬局で買えた時代が羨ましいです。

 

手首切り

手を切り落としたイラストと共に「切り落とせ!」との見出しが記憶に残っています。(この本はイラストもセンスが良くて好きです。)

手首切りで死ぬ場合は失血死となるので、手首を切り落とすくらいの勢いでいかないと動脈が切れずに出血が止まってしまうからですね。

個人的にはこの辺の方法は他の方法と併用しないとキツいと思います。

例えば「睡眠薬×手首切り×風呂場で溺死」など。

 

服毒

かなり苦しい自殺方法として紹介されており、事例として小学生男子が農薬のパラコートを飲んで自殺した話が載っていました。

致死量を飲めば最終的には死ぬようですが2週間ほど苦しむようなので割りに合わないですね・・・

 

入水

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こちらもかなり苦しい自殺方法。入水してから死に至るまでの過程が図解で説明されています。

この方法は泳げる人は泳いでしまい、助かってしまう可能性があるので泥酔と組み合わせるか重りを付けて入水するかしないと厳しいかもしれません。

 

焼死

あなたがこれまで冴えない人生を送り、最後くらいは一花咲かせたいと思うなら焼死も良いかもしれない。

鶴見済完全自殺マニュアル」より

痺れますね。私は焼死する勇気は無いですが。

 

感電

首吊りに次いで安楽な自殺方法として紹介されています。事例としては感電自殺の装置を自作して想いを遂げた男性の話が載っていたと思います。

家庭用の電源から電線を引っ張り、体に繋げ、タイマーをセットし、時間になれば電流が流れるという仕組みだったようです。時間が来るまで睡眠薬で寝ていたらしいのですが、そんな状態で寝れるのでしょうか。

 

飛び込み

この本でもあまりお勧めはされていなかったと思います。致死率がなんとも言えないですし、鉄道会社に賠償金を請求されるという噂もあります。

ただ、死にたいと思った時にいつでも死ねるのでそういう面では有効とのことでした。

 

おわりに

このように「完全自殺マニュアル」は自殺の方法が具体的に載っている珍しい本です。繰り返しになりますが、生きるのが辛くて自殺しようか悩んでいる方にオススメしたい一冊ですね。

 

それでは。